●7日、中国の習近平国家主席は同日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、韓国の朴槿恵大統領と会談した。朴大統領は習主席に対し、南北関係改善と朝鮮半島非核化への協力に対する感謝の意を表明した。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年10月8日 5時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77643&type=0
中国・習国家主席、韓国・朴大統領と会談=「南北関係改善に協力」表明―中国メディア
2013年10月7日、新華網によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は同日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談した。
朴大統領は習主席に対し、南北関係改善と朝鮮半島非核化への協力に対する感謝の意を表明した。
それによると、朴大統領は
「今年6月の訪中成功により、中韓関係は新たな段階を迎えた」と表明。
習主席との重要な共通認識が現在実を結びつつあり、両国関係を官民両面で強化していることに対し、韓国側は歓迎する意向を示した。
さらに、今後も高レベルでの外交、各方面での協力を強化し、自由貿易協定(FTA)交渉の早期妥結を望むと表明した。
また、両首脳は朝鮮半島情勢についても意見交換。習主席は過去4カ月、南北関係改善に向け一定の成果が上がっていると指摘。
今後も朝鮮半島の非核化、南北関係の改善に向け、中国は支援を継続するとの方針を示した。
』
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毎日新聞 2013年10月07日 20時05分(最終更新 10月07日 21時06分)
http://mainichi.jp/select/news/20131008k0000m030039000c.html
中韓首脳会談:今年2回目をバリで 「関係は新たな段階」
【ヌサドゥア(インドネシア)井出晋平】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は7日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)が開かれているインドネシア・バリ島で首脳会談を開いた。
今年2回目の中韓首脳会談で日中、日韓の首脳会談が見送られるなか、
中韓の蜜月ぶりが際立つ形となった。
中国国営新華社通信によると、会談で
習主席は「双方は各層、各方法で交流を続け、意思疎通を強化すべきだ」と発言。
朴大統領は「6月の訪中以降、韓中関係は新たな段階に入った」と話した。
また、北朝鮮の核問題について連携を深めていくことや、中韓の自由貿易協定(FTA)の早期締結も確認した。
』
「中韓関係は新たな段階に入った」とは同時に、逆の意味で
「米韓関係は新たな段階に入った」
ということでもある。
急速にアメリカから遠ざかっていく韓国。
日本に急接近するアメリカ。
果たして、歴史はどんな結末を用意しているのだろう。
それぞれの指導者は、その時点でベターだと思うものを選択していく。
それが政治であり外交である。
よって、朴もオバマもこれが最上の選択だとおもっていることなのだろう。
そして日本は「中国に対峙」することが最上の選択としてそれを政治化しているのだろう。
最後は時の流れが決めてくれし、それに従うしかない。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/08 10:12
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/08/2013100800922.html
朴大統領、安倍首相には目もくれず中国主席と親密に会談
朴大統領、APEC首脳会議で習近平主席と会談
7日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議セッションで、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は偶然にも日本の安倍首相と並んで座ることになった。
座席の配置が国名のアルファベット順となったためで、韓国(K)と日本(J)の首脳は隣り合わせになったのだ。
二人は終始冷たくぎこちない雰囲気だったという。
大統領府のある関係者は
「両首脳は互いに別の方向を見詰めたままで、互いに関心を示さなかった」
「首脳会議セッション以外でも何度か顔を合わせる場面があったが、言葉を交わす様子は見ていない」
などと述べた。
これは日本の急速な右傾化により、両国関係が悪化している現状をそのまま反映しているようだ。
朴大統領は先月30日、米国のヘーゲル国防長官に会った際にも安倍首相について
「時代と歴史に逆行するような発言を繰り返す(日本の)指導者」
などと批判していた。
一方で朴大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談の雰囲気はこれとは対照的だった。
朴大統領は会談が始まると同時に
「一段階さらに上へ(更上一層楼)」
という漢詩を引用。
これは韓中関係が1段階さらに発展することを希望するという意味に解釈できる。
朴大統領は
「習近平国家主席と私が(韓中)交流の模範を示していると思う」
と述べ、習主席も
「今年6月(朴大統領の訪中)をはじめとしてわれわれは3回会った。
これは両国がいかに緊密な関係にあるかを示している」
と発言した。
カナダのハーパー首相との首脳会談で朴大統領は、まず韓国戦争(朝鮮戦争)参戦への感謝の意を伝えた。
会談で朴大統領はカナダから参戦したハーシュ兄弟の話題を取り上げた。
兄は先に戦場に向かった弟のことが心配になり、後から参戦したものの1951年に臨津江加平戦闘で戦死。
後に生きてカナダに帰国した弟は昨年6月に死去した。2人は釜山市内の国連記念公園カナダ墓地に並んで埋葬された。
ハーパー首相は「韓国はカナダにとって非常に重要な友好国だ」と述べた。
この日の首脳会議ではちょうど誕生日を迎えたロシアのプーチン大統領がケーキカットを行い、他の首脳らがハッピーバースデーを歌う一幕もあった。
』
ということは、周辺国は韓国を中国の身内モドキに見てしまう。
韓国の位置づけが固定してしまい、周りはそういう目で見るしかなくなる。
それはもしかしたら韓国にとってはひじょうに嬉しいことなのかもしれない。
「宗主国のお傍にいられる」と。
これは同じように日本にもいえる。
つまり、
「日本はアメリカの手先」
と判断してしまう。
ということはアジアは今、「日米 対 中韓」という色分でが見られることが多いということである。
周辺国はどちらに付くといったことは口にせずに、両方からうまく利益を引き出そうと動いている、ということであろう。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年10月8日 16時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77674&type=0
<APEC>
安倍首相はオバマ大統領の“代弁者”
=日本の陰に見え隠れする米国の“思惑”―台湾紙
●8日、台湾紙・旺報は、米オバマ大統領が欠席しているAPECにおいて、日本が米国の“代弁者”となり、中国包囲網を敷いていると伝えた。資料写真。
2013年10月8日、台湾紙・旺報によると、米オバマ大統領がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を欠席したことについて、米紙ニューヨーク・タイムズは
「米国はアジア太平洋政策において後れをとった。
中国が最大の勝者だ」
とした。
しかし、一連の流れを見ると、
日本の安倍首相がオバマ大統領の“代弁者”となり、
参加国を味方につけ中国包囲網を敷いている。
日本の戦略は、オバマ大統領が出席できなければ、安倍首相がAPECで主導的な役割を果たし、価値観を共有する参加国と積極的に関係を深めるということである。
実際、今回の安倍首相の目的は、今年1月にインドネシアを訪問した際に提唱した「対ASEAN外交5原則」の実践である。
その中には
「ASEAN諸国とともに全力で海洋権益と航行の自由を守る」
という項目がある。
「航行の自由」とはまさに、米国が強い関心を持っている南シナ海問題の核心である。
言い換えれば、安倍首相の「外交5原則」には米国の利益も含まれているのだ。
安倍首相のAPECでの言動の陰には、米国の影が見え隠れしている。
』
「日本の安倍首相がオバマ大統領の“代弁者”となり、
参加国を味方につけ中国包囲網を敷いている」
そう思われるほどになっているということは、安倍首相としてはしてやったりで、
「大いなる成功」ということだろう。
メデイアが中韓の蜜月ぶりを演出するなら、これもしてやったりである。
パフォーマンスをやらせておいて目がそちらに向いているのを利用して、
裏から手を回して一国一国を籠絡していく、という戦国乱世の戦略に近い。
つまり日本はオバマの欠席で2つの点で収穫をあげた。
①.まず一つはアメリカの代弁者ということはアメリカに対してポイントを稼いだことになる。
アメリカはアジアの代理人としての日本を認め、今後はそれに対する助力をする責務を負うことになる。
安易に日本を扱うことはできなくなったということである。
というよりもアメリカの協力者として認められたということになる。
②.2つ目は、アメリカの顔色を伺うことなくアジアでの自由な外交が展開できたということである。
これにより、日本と周辺諸国がアメリカ抜きダイレクトに結びあえるという道筋を付けられるようになったということである。
この日本とアメリカとの関係、日本とアジアとの関係という二面において、日本はこれまでの「静かな反省国家」から、アジアにおいての頼りになる「信頼度の高い実行国家」へと変身することができた、ということになる。
少しは離れて見ると、日本の行動と韓国の行動がまるで正反対であることがわかる。
これは何を意味するのか。
今後の展開が興味あるところである。
①.まず一つはアメリカの代弁者ということはアメリカに対してポイントを稼いだことになる。
アメリカはアジアの代理人としての日本を認め、今後はそれに対する助力をする責務を負うことになる。
安易に日本を扱うことはできなくなったということである。
というよりもアメリカの協力者として認められたということになる。
②.2つ目は、アメリカの顔色を伺うことなくアジアでの自由な外交が展開できたということである。
これにより、日本と周辺諸国がアメリカ抜きダイレクトに結びあえるという道筋を付けられるようになったということである。
この日本とアメリカとの関係、日本とアジアとの関係という二面において、日本はこれまでの「静かな反省国家」から、アジアにおいての頼りになる「信頼度の高い実行国家」へと変身することができた、ということになる。
少しは離れて見ると、日本の行動と韓国の行動がまるで正反対であることがわかる。
これは何を意味するのか。
今後の展開が興味あるところである。
【米韓同盟は小さなパートナーです】
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