2013年10月17日木曜日

部品・素材貿易黒字、10期連続で200億ドル超:追い上げる中国

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●3日、韓国の素材・部品業界は日本への追い上げを強いられている反面、中国からは猛追を受けており、上下両面から挟み撃ちを受けているような状態となっている。写真は中国の携帯電話部品工場。


聨合ニュース 2013年 10月 16日(水)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2013/10/15/0500000000AJP20131015002400882.HTML

部品・素材貿易黒字 10期連続で200億ドル超=韓国

【ソウル聯合ニュース】
 韓国の産業通商資源部が15日に発表した1~9月の部品・素材の輸出は1995億ドル(約19兆6300億円)、輸入は1227億ドルとなり、過去最高の728億ドルの黒字を記録した。

 部品・素材の輸出は1~9月の韓国輸出全体の47%を占めた。
 黒字額は貿易黒字全体の2.3倍となり、米国の出口戦略や新興市場の低迷など先行きが不透明な状況の中でも韓国の輸出増加をけん引した。
 部品・素材の貿易黒字は10四半期連続で200億ドルを超えた。

 素材は繊維・化学・ゴム・プラスチック・非金属・1次金属で、部品は一般機械・コンピューター・事務機器・電気機械・電子・精密機器・輸送機械などに使われるもの。
 電子部品には輸出競争力の高い半導体、輸送機械部品には自動車部品が大きな割合を占める。

 輸出先別では米国、中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)などで黒字を維持した。
 対日赤字は続いたものの、赤字幅は縮小した。

 日本への輸入依存度は「21.0%」となり過去最低となった。
 2005年27.1%、2010年25.2%、2012年23.0%と低下し続けており、貿易不均衡の改善傾向が鮮明になっている。



聨合ニュース 2013年 10月 19日(土)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/10/10/0200000000AJP20131010002000882.HTML

韓国の9月IT関連輸出 151億ドル=半分が中国向け

【ソウル聯合ニュース】
 韓国の9月の情報通信技術(ICT)輸出額は、前年同月比7.5%増の151億1000万ドル(1兆4762億円)を記録した。 
 今年5月(151億4000万ドル)に次いで2番目に多かった。
 未来創造科学部と産業通商資源部が10日、発表した。

 9月のICT貿易収支は、81億6000万ドルの黒字で、やはり5月(82億7000万ドル)に次ぐ高水準。
 両部は携帯電話、半導体、デジタルテレビが輸出好調をけん引したと説明した。

 今年1~9月の累積IT輸出額と収支は、それぞれ1248億8000万ドル、656億ドルの黒字で過去最高となった。
 前年同期比10.4%、17.4%それぞれ増加した。

 品目別では、携帯電話が22億3000万ドルで4カ月ぶりに20億ドル台となった。
 このうちスマートフォン(多機能携帯電話)は前月比20.5%増の10億4000万ドル。

 半導体は、半導体メモリーとシステムLSI(高密度集積回路)の輸出好調が追い風となり、月間ベースで過去最高の54億1000万ドルを達成した。
 半導体輸出は12カ月連続で増加した。

 デジタルテレビ輸出は前年同期比36.2%増の8億3000万ドル。
 スマートテレビなどの高付加価値製品が輸出を主導したとされる。

 世界的なパソコン市場の低迷でコンピューターや周辺機器の輸出は6カ月連続で減少した。
 同分野の先月の輸出は5億9000万ドルで前年同月比3.5%の減少となった。

 ICT輸出を地域別にみると、
★.米国(14億ドル)、
★.東南アジア諸国連合(ASEAN、20億1000万ドル)、
★.中国(香港を含む、77億8000万ドル)。
 特に、中国への輸出は過去最高となり、全体の51.5%を占めた。

 ICT輸入は、前年同月比4.1%増の69億6000万ドル。
 半導体やコンピューター、携帯電話などは輸入が増加したが、フラットディスプレー、テレビの輸入は減少した。



聨合ニュース 2013年 10月 22日(火)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2013/10/21/0500000000AJP20131021002900882.HTML

韓国の対日輸出不振が本格化 円安など影響

 アベノミクスによる円安で韓国の対日輸出不振が本格化している。
 対日輸出増加率は低下しており、韓国の輸出全体で対日輸出が占める割合も大きく落ちている。

 韓国貿易協会などによると、2~8月の韓国の対日輸出増加率は大きく鈍化した。
 2月は前年同月比17.19%減少し、8月は13.32%減となり、7カ月連続でマイナスを記録した。
 金融危機直後の2008年11月から2009年10月の12カ月連続以降、最長となっている。

 韓国の輸出全体で対日輸出が占める割合は1月に7.70%だったが、3~5月は6%を下回り、8月は5.94%となった。
 日本の量的緩和政策による円安が主な要因とみられる。
 ウォン高・ドル安も進められ、1ドル=1060ウォン近辺で推移している。

 アベノミクスの副作用が問題となり、円安効果が出てないとの指摘もあったが、このところ日本の輸出は回復している。
 日本の輸出は5月に前年同期比で10.1%増加し、6月に7.4%増、7月に12.2%増、8月に14.6%増など、成長を続けている。

 韓国としては円安により化学、鉄鋼などの業種が打撃を受けている。
 世界市場で日本と激しく競合している主要輸出品の情報技術(IT)と自動車も否定的な影響を受けている。

 ハイ投資証券の関係者は日本の景気回復や来年4月の消費税引き上げによる消費増加などは為替の否定的な効果を相殺する要因になるとの見通しを示した。
 同関係者は
 「1997年に消費税を引き上げた時も一時的に日本での消費が急増したことを勘案すると、来年の消費税引き上げの前に消費が急増する可能性を排除できない」
と説明した。



聨合ニュース 2013年 11月 04日(月)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2013/11/03/0500000000AJP20131103000400882.HTML

韓国の部品・素材産業「二重苦」 日中の板挟みに

【ソウル聯合ニュース】
 韓国の部品・素材産業の輸出は好調を維持しているが、競争力の側面では日本への追い上げや中国の猛追により苦戦を強いられている実態が浮き彫りになった。
 韓国貿易協会国際貿易研究院が3日までに発表した報告書「素材・部品貿易パターンの明と暗」によると、
 韓国の2001~2012年の素材・部品輸出は年平均で10.1%増加したのに対し、
 輸入は7.2%伸び、貿易黒字の拡大に大きく貢献した。
 素材・部品は輸出全体の47.2%を占めている。

 素材・部品の対日本貿易赤字は2007年の188億ドル(約1兆8550億円)から2012年には221億ドルに増えた。
 素材・部品分野の競争力が強化されたとはいえ、日本に追い付くのは困難な状況となっている。

 一方、中国からの輸入が全体に占める割合は日本を上回っている
 中国の割合は2007年の23.8%から今年(1~7月)は26.8%に拡大した。背景には中国の情報通信部品の競争力が急速に強化されたことがある。
 韓国の最大の輸出先だった中国が今や最大の輸入先になっている。

 報告書は
 「最近の素材・部品育成政策は対日貿易赤字の改善に向けた素材産業の競争力強化に重点を置いているが、急成長している中国の部品産業への対応策も講じなければならない」
と指摘した。 



朝鮮日報 記事入力 : 2013/11/04 08:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/04/2013110400434.html

素材・部品の輸入先、中国が日本抜く

 かつて韓国企業による素材・部品の最大の輸出先だった中国が昨年、日本を上回り、韓国による素材・部品の最大の輸入先に浮上したことが分かった。

 韓国貿易協会国際貿易研究院によると、韓国企業が昨年、中国から輸入した素材・部品が431億ドルとなり、初めて日本(373億ドル)を超えたという。
 今年1-7月も韓国が輸入した素材・部品のうち、中国製の割合は26.9%で、日本製(20.9%)を大きく上回った。

 中国からの輸入に占める素材・部品の割合も、2007年の49.8%から今年1-7月には53.5%に高まった。
 一方、日本からの輸入に占める素材・部品の割合は57.6%から56.0%へとやや低下した。

 中国からの素材・部品の輸入が増えたのは、半導体、液晶パネルなどIT関連部品の輸入が増えたためだ。
 2007年から昨年までの期間に、配電盤と電気電気制御盤の輸入が年平均86%増えたほか、メモリー半導体、液晶パネルの輸入もそれぞれ年平均で60%、23%増えた。SKハイニックス、LGディスプレーなど中国に進出した韓国企業からの輸入が増えた影響も大きいが、中国企業が急速に競争力を高めている点も要因として指摘されている。
 中国の液晶パネルメーカーの中には、韓国の部品輸入を取りやめ、部品を自製化するメーカーも増えている。

 国際貿易研究院のチェ・ヒョンジョン研究員は
 「中国企業は政府による巨額の支援を受け、多機能携帯電話端末(スマートフォン)、半導体などを中心に急速に成長している。
 IT分野を中心に長期的に中国との競争が激化し、韓国の輸出入がともに影響を受けるのではないか」
と述べた。

 中国が急速に追い上げている状況で、部品・素材分野の対日貿易赤字は依然減少していない。
 2007年に188億7000万ドルだった部品・素材分野の対日赤字は、昨年は221億7000万ドルに拡大した。



聨合ニュース 2013年 11月 04日(月)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2013/11/03/0500000000AJP20131103000200882.HTML

今年の韓国の経常黒字 初めて日本上回る見通し

【ソウル聯合ニュース】
 今年の韓国の経常黒字が日本を初めて上回る見通しとなった。
 韓国銀行(中央銀行)が集計した1~8月の韓国の経常黒字は422億2000万ドル(約4兆1658億円)だった。
 日本財務省によると、同期間の日本の経常黒字は415億3000万ドルと、韓国に比べ約7億ドル少なかった。

 通年ベースで韓国の経常黒字が日本を超えることになれば、統計を取り始めた1980年以来、初めてとなる。

 背景には両国の経済状況がある。
 日本の経済規模は韓国の約6倍(2012年)に達っしており、日本の経常黒字は韓国をはるかに上回っていた。
 金融危機に陥った2008年の日本の経常黒字(1593億6000万ドル)は韓国(32億ドル)の約50倍だった。

 だが、日本の経常黒字は2010年の2039億2000万ドルから2011年に1190億6000万ドルとほぼ半減した。
 2012年は604億ドルに落ち込んだ。2011年の東日本大震災の影響でエネルギー輸入が急増したほか、日本を世界第二の経済大国に成長させた電気・電子企業が不振だったためとされる。
 韓国銀行関係者は
 「昨年末以降はアベノミクスで円が約40%切り下げられ、経常収支のドル換算額が減った影響が大きい」
と説明した。

 同期間、韓国の経常黒字は293億9000万ドルから260億7000万ドル、431億4000万ドルと伸び続けた。
 携帯電話や自動車など主力輸出品の好調などが後押しした。

 韓国は今年9月まで、20カ月連続の経常黒字を維持している。
 10月の輸出は過去初めて500億ドルを突破した。

 一方、日本は経常収支の悪化が予想される。
 暖房需要の増加でエネルギー輸入が急増するためだ。
 2012年11月~2013年1月は3カ月連続で経常赤字を出した。

 ただ、こうした流れがいつまで続くかは未知数だ。
 現代経済研究院のイム・ヒジョン研究委員は
 「韓国は大規模な経常黒字でウォンの切り上げ圧力を受けている。
 円安も継続すると、韓国の経常黒字に悪影響を与える懸念がある」
との見通しを示した。



サーチナニュース 2013/09/24(火) 09:43
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0924&f=national_0924_004.shtml

専門家の9割が韓国経済は深刻、日本型長期不況の可能性大=韓国

  韓国の全国経済人連合会は民間の経済専門家42人を対象に、「低成長克服のための政策の方向」についてアンケート調査を実施した結果、回答者の95.2%が韓国経済の低成長が深刻な状況と答えたことを明らかにした。
 複数の韓国メディアが23日、報じた。

  韓国国内の経済は、2011年第2四半期以降、8四半期連続で前期比0%台の成長を記録したが、今年第2四半期は成長率が前期比1.1%と0%台を超えた。
 しかし、民間の経済活力減速に伴う低成長持続懸念は相変わらずだと指摘した。

  低成長を克服するために最も必要な政策について、民間の経済専門家は、 69.0%が「企業投資の活性化」を挙げた。
 このうち、29人の回答者が「企業の規制緩和」を1位に選び、続いて「外国人投資誘致やUターン企業支援」、「税制、金融支援」を選んだ。

  専門家は企業投資の活性化に続き、21.4%が「家計の消費余力の強化」を挙げ、「雇用拡大」、「住宅市場の正常化」、「家計負債の解消」などを行うべきだと主張した。

  さらに、韓国が日本の「失われた20年」に匹敵する長期不況に陥る可能性についても 73.8%が「可能性が高い」と回答し、強い懸念を示した。

  その理由について、45.2%が「消費・投資不振」、41.9%が「低出産・高齢化」などを選び、日本型の長期不況を避けるための政策としては、42.8%が「成長潜在力の拡充」、38.1%が「消費と投資の活性化」を挙げたという。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月4日 18時43分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78671&type=0

素材・部品の輸入先、日本を超えて中国が最大に―韓国

 2013年11月3日、韓国・聯合ニュースによると、韓国貿易協会国際貿易研究院は同日、韓国の素材・部品業界は日本への追い上げを強いられている反面、中国からは猛追を受けており、上下両面から挟み撃ちを受けているような状態であると指摘した。
 韓国にとって中国が日本を超えて最大の素材・部品の輸入先になっているという。
 中国新聞社が伝えた。

 国際貿易研究院が発表した報告書「素材・部品貿易のトレンド変化の明と暗」によると、
 韓国の素材・部品の輸出は2000-2012年の間に毎年平均10.1%の増加を続けてきた反面、
 輸入の増加は毎年平均7.2%にとどまっている。
 素材・部品の輸出額は現在、韓国の輸出総額の47.2%を占めており、素材・部品の輸出が韓国の貿易黒字に大きく貢献していることが明らかになっている。

 一方、韓国の素材・部品業界の競争力は向上しているものの、韓国の日本に対する貿易赤字は07年の188億ドルから12年には221億ドルへと拡大しており、日本に追いつくのは依然として大きな課題だと指摘している。

 また、韓国が中国から輸入している素材・部品の割合はすでに日本を超えており、韓国の業界が中国の猛追を受けていることも明らかになった。
 韓国の素材・部品の輸入に占める中国の割合は、07年には23.8%だったものが今年1-7月は26.8%に拡大しており、
 これまで韓国の素材・部品業界の最大の輸出先だった中国が、今や最大の輸入先になっている。

 韓国貿易協会の関係者は
 「韓国の素材・部品業界の育成政策は競争力の向上に重点を置き、対日貿易赤字の改善を目指してきたが、同時に急成長を続ける中国への対策も講じる必要がある」
と話している。




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