2013年10月21日月曜日

中国が軽攻撃機の対比輸出中止を要求:韓国は拒否

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/21 10:16
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/21/2013102101051.html

比への韓国製攻撃機輸出、中国が反対する理由

 韓国が国産軽攻撃機FA50をフィリピンに売却する動きを見せていることについて、中国政府が敏感に反応したのは、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)をめぐるフィリピンとの紛争が背景にあるとみられる。

■「中国、FA50輸出交渉初期から敏感に反応」

 韓国政府は中国がFA50の売却に反対する意向を韓国政府に伝えたとする読売新聞の報道を公式には否定している。

 しかし、非公式な説明は異なる。
 韓国政府消息筋は
 「FA50に関し、韓国とフィリピンで報道が出るたびに、中国は在韓中国大使館など外交ルートを通じ、事実関係を確認するなど、敏感な反応を見せた」
と明かした。

 フィリピンとFA50輸出の実務交渉を行っている韓国航空宇宙産業(KAI)は、中国の圧力を意識し、積極的な広報を控える一方、軽攻撃機という表現を避けるため、訓練機のT50の輸出を推進していることが分かった。
 ただ、韓国政府関係者は
 「中国が韓国の防衛産業による輸出にまであれこれ口を挟むのは内政干渉に当たる可能性がある。
 FA50の輸出交渉は予定通り進める」
と述べた。

■南沙諸島めぐる領有権争い

 中国は南シナ海の南沙諸島で領有権争いを繰り広げている。
 南沙諸島は中国、台湾、ベトナム、フィリピンなどが分割占領している50余りの島と岩礁で構成されている。

 中国は新型ミサイル護衛艦を南シナ海に追加配備するなど、同海域で海洋戦力を強化している。

 フィリピンはこれに対抗し、昨年末に南沙諸島への駐留兵力を旅団級に増強。
 南沙諸島防衛のための司令部も別途設置した。
 フィリピン政府は最近、海軍と空軍の基地を南シナ海に隣接した都市に移転することを決めた。
 フィリピンのFA50導入も南沙諸島戦力増強計画の一環とみられている。

 FA50は超高速高等訓練機T50を改造した軽攻撃機だ。
 主に対空、対地攻撃任務を担い、改造すれば対艦ミサイルも搭載可能だ。
 FA50に対艦ミサイルを搭載すれば、南沙諸島での紛争時に中国の艦船を攻撃できるため、中国はさらに敏感な反応を見せると予想される。
 フィリピンは6億5000万ドル(約636億円)規模の護衛艦についても韓国製の導入を検討している。
 有事に際し、韓国で生産された戦闘機や艦船がフィリピンの戦力として、中国軍と一戦を交える可能性も否定できない。

■インドネシア、ベトナムとも防衛産業協力

 中国はフィリピン以外にもインドネシア、ベトナムと南シナ海で領有権を争っているが、両国には韓国が既に兵器輸出または防衛産業協力を行っている。
 インドネシアには2011年5月にT50を16機、4億ドル(約391億円)で輸出する契約を結んだのに続き、同年10月には1200トン級潜水艦3隻の輸出契約を結ぶなど、同国は韓国防衛産業にとって、東南アジアで最大の市場に浮上している。
 ベトナムは昨年3月、第1次国防戦略対話を開いて以降、韓国との国防・防衛産業協力を拡大しつつある。
 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領はベトナム・インドネシア・フィリピンの頭文字を取って「VIP」と呼び、3カ国との関係を強化する方針で、特に防衛産業分野での協力を集中的に協議している。

 20日には外交部(省に相当)の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次官が韓国・ペルー高官政策協議会で軍備輸出などの交流協力構想を重点的に協議した。
 朴槿恵政権では現在、軍備輸出の重要性が高まっている状況だ。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/21 10:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/21/2013102101057.html

中国が軽攻撃機の対比輸出中止を要求、韓国は拒否

 19日付読売新聞によると、中国政府はこのほど、韓国が独自技術で生産した軽攻撃機「FA50」をフィリピンに輸出しないよう韓国政府に求めたが、拒否されたもようだ。

 中国は韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領とフィリピンのアキノ大統領が17日にソウルで首脳会談を行うのに先立ち、韓国政府に輸出を差し止めるよう求めてきたとされる。
 これに対し、韓国政府は
 「国益に直結する防衛産業の輸出に中国の干渉を受けることはできない」
として要求を拒否したという。

 朴大統領は17日、アキノ大統領との会談で、フィリピンがFA50を12機(4億4300万ドル=434億円相当)導入する意向を示したことに謝意を表し、速やかな契約締結を正式に求めた。

 韓国政府関係者は
 「中国はフィリピンと南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)の領有権をめぐり紛争中で、中国政府が在韓中国大使館などを通じ、複数回敏感な反応を示したのは事実と聞いている」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月22日 13時32分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78172&type=0

フィリピンへの軽攻撃機売却に中国が圧力、韓国は要求を拒絶―中国メディア

 2013年10月21日、環球時報(電子版)によると、韓国は自国で開発した軽攻撃機をフィリピンに売却する計画を進めているが、これに対し中国が売却しないよう圧力をかけていたことが分かった。

 報じられたところによれば、韓国は中国の圧力を拒絶し、フィリピンとの軍事協力を継続することを示したという。

 韓国は2013年1月からフィリピンとの間で交渉を開始した軍事協力やFA-50軽攻撃機12機の売却計画を継続するほか、
 両国間で国防分野における協力の備忘録にも署名しており、今後はさらに軍事面での人的交流が強化される見通しだ。


 なんだか韓国の外交はムチャクチャである。
 ゼニのためならどんどん転んでいく。
 これでは周辺国に信頼されないのもわかる。


FA-50 - Philippine Air Force is acquiring 12 FA-50

公開日: 2013/09/14

韓国製、新型戦闘機「FA-50」

公開日: 2013/08/19



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月22日 18時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78174&type=0

韓国が日本メディアの報道を否定、「中国の干渉はない」
=フィリピンへの戦闘機輸出で―中国メディア

 2013年10月22日、環球時報によると、フィリピンのアキノ大統領は先ごろ韓国を訪問した際、超音速軽戦闘機FA-50を12機輸入するための交渉を行った。
 これについて日本メディアは
 「中国が韓国に対して、フィリピンに軍事兵器を売らないよう求めたが、韓国側がこれを拒否した」
と報じたが、韓国はこの事実を否定した。

 韓国・聯合ニュースは、政府高官が
 「日本の報道は事実ではない。
 中国から正式なルートを通じてそのような要請を受けたことはない」
と述べたと報じた。
 一方で、朝鮮日報は消息筋の話を引用して
 「中国とフィリピンは領土問題を抱える複雑な関係にあるため、中国は非公式のルートを通じてこの件の真偽を確認してきた」
と伝えている。

 また、同紙は
 「フィリピンは6億5000万ドル(約637億円)を投じて韓国製の護衛艦の購入を計画しており、将来、韓国製の戦闘機と艦艇がフィリピンの国旗を掲げて中国と一戦交えるかもしれない」
としている。


 火のないところに煙は立たない、というが事実がどうなのかはおそらくこれで闇に葬られるであろう。
 ただ、「中国としてはおもしろくない」というのは間違いなかろう。
 いわゆる、メンツが立たない、と。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月23日 12時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78213&type=0

フィリピンへの戦闘機輸出報道、日本メディアは「中韓関係の破壊を企てている」―韓国大統領府報道官


●22日、日本メディアが報道した、韓国のフィリピンへの戦闘機輸出に関して、中国の要求を韓国が拒否したとするニュースに、韓国の大統領府外国メディア報道官の李美淵氏は、報道が事実無根だと非難した。資料写真。

 2013年10月22日、日本メディアが報道した、韓国のフィリピンへの戦闘機輸出に関して、中国の要求を韓国が拒否したとするニュースに、韓国の大統領府外国メディア報道官の李美淵氏は、報道が事実無根だと非難した。
 新華社通信が伝えた。

 フィリピンのアキノ大統領が先日韓国を訪問した際、超音速軽戦闘機FA-50を12機輸入するための交渉を行った。
 これについて日本メディアは
 「中国が韓国に対して、フィリピンに軍事兵器を売らないよう求めたが、韓国側がこれを拒否した」
と報道。
 韓国はこの事実を否定した。

 さらに22日には李報道官が日本メディアの報道について、
 「この報道には根拠がない。
 意図的に中韓関係を壊そうとしている悪質な報道だ。
 ジャーナリズムの原則に違反している」
と批判した。