2013年10月19日土曜日

韓国:「本当の敵は誰なのか?」:四面楚歌ならぬ、五面楚歌か?

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●駐米韓国大使館

 敵対意識を多く、あるいは少なく持つ国々に囲まれてしまった韓国。
 北朝鮮、日本、アメリカそして中国。
 ロシアは明瞭に敵対意識を腹に含んでいるから、周りは敵だらけという状況に韓国は追い込まれてしまっている。
 四面楚歌から五面楚歌である。
 韓国はこの周囲の国々に繰り返し「日本包囲網」を提唱してきた。
 しかし、その度ごとに拒否された。
 拒否というより相手にされなかった。
 今回もとりあえずいつものように中国・北朝鮮・韓国の日本包囲網が出来上がったのだが。
 形としては中国の台頭によって「中国が傘下の両翼を従えて」、という姿になった。
 しかし、残る主要な国々は、
 アメリカは集団的自衛権を認める方向で親日姿勢を強め、
 ロシアは日露平和条約締結へ動いている。

 韓国の外交は、正直よくわからない。
 というより見ているかぎりでは、外交なんてものはこの国、できないのではないだろうか。
 そういう才に恵まれていないのではないだろうか。
 でも、目立ちたがり屋という相反する感情を持っておりそれがせめぎ合い、自分で自分の足をくいちぎるという形でドロ沼に落ち込んでしまっている、そんな雰囲気がある。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/19 08:32
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/19/2013101900520.html

在米韓国大使館・国連代表部、国政監査で批判の的に
「米国による日本の集団的自衛権支持、
韓国にとっては青天の霹靂

 韓国国会の外交統一委員会による在米韓国大使館・駐国連韓国代表部の国政監査が17日(現地時間)、駐国連韓国代表部(ニューヨーク)2階の大会議室で行われた。

 米国が最近、日本の集団的自衛権推進構想を支持したことをめぐり、議員たちは与野党の別なく
 対米・対日外交力の不在を批判
した。
 与党セヌリ党の金栄宇(キム・ヨンウ)議員は
 「韓国にとっては青天の霹靂(へきれき)のような話ではないか。
 韓国側の考えとは異なり、
(韓米同盟ではなく)日米同盟が主軸になってしまった
と語った。
 同じくセヌリ党の沈允肇(シム・ユンジョ)議員も
 「今や(韓米同盟は姿を消し)日米同盟の枠組みの中で動いている。
 米国は日本の立場に賛成するのに先立ち、事前に韓国側へ説明したのか」
と語った。
 安豪栄(アン・ホヨン)駐米韓国大使は
 「さまざまなレベルのチャンネルを通じて米国の立場を調べていた」
と答えた。
 しかし、セヌリ党の鄭柄国(チョン・ビョングク)議員は
 「今の韓国は外交的に最大の危機に直面している
と語った。

 戦時作戦統制権(統制権)の韓国軍移管時期を再び延期する問題も取り上げられた。
 野党第1党、民主党の朴炳錫(パク・ピョンソク)議員は
 「(韓国側から)急いで要請した影響で、今後の米国との防衛費交渉、次世代戦闘時事業、米国のミサイル防衛(MD)システム編入問題などで選択の幅が狭くなった」
と語った。

 在米韓国大使館の国政監査がワシントンではなくほかの場所で行われたのは、今回が初めて。
 このため一部からは
 「南米地域の国政監査をこなそうとする議員が飛行機を乗り換えやすいよう、ニューヨークで国政監査を行った」
という批判も出ている。
 外交統一委の安鴻俊(アン・ホンジュン)委員長は
 「ワシントンで国政監査のスケジュールを再調整しようとしたが、ぎりぎりのスケジュールになったため、飛行機のチケットが取れなかった」
として了解を求めた。

 第三者的にみれば韓国の最大の敵は「朴槿恵(パク・クネ)大統領」本人になる。
 だが、彼女が国民の選挙で選ばれているかぎり、韓国国民はそうは言えない。
 そこで、朴に代わる身代わりを探すことになる。
 そのターゲットにされそうなのが、駐米韓国大使館ということになりそうである。


サーチナニュース  2013/10/18(金) 11:24
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1018&f=national_1018_012.shtml

【韓国BBS】韓国と日本が戦争になれば、米国はどちらの味方に?

  韓国のコミュニティーサイト「eTorrent」の掲示板に
●.「韓国と日本が戦争や紛争になった場合、
 米国はどちらの国の肩を持ちますか?」
とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

  スレ主は、
●.「米国はどちらも同盟国だが、紛争が起これば中立国となりそうだ。
 そして戦争が起きればきっと日本を支援するのではないか」
と述べた。

  日本は米国と日米安全保障条約(日米同盟)を、米国と韓国は米韓相互防衛条約(米韓同盟)を締結している。
 最近では10月10日から2日間、韓国南方沖で日米韓の3カ国による合同軍事演習を開催。
 米原子力空母「ジョージ・ワシントン」などが参加した。

  しかし、韓国では日本との合同訓練に反発もあり、韓国国防省報道官は10日の記者会見で
 「軍事目的ではなく、災難発生時の捜索や救助を行うための人道的訓練」
と強調し、「海難救助の合同訓練」とした。

  韓国人のネットユーザーからは
●.「米国は自らの国の実益を考えるはず。恐らく日本側につく」、
●.「米国が一方だけに肩入れすることはないが、もしもあるとすれば日本」、
●.「答えは分かり切っている、話にならない」
として、スレ主の見方に同調するコメントが並んだ。

  一方、
●.「どちらが宣戦布告したかにもよる。米国は日本が宣戦布告したなら、韓国側につくのでは」
といった意見もあった。
 また、
●.「英国とアルゼンチンのフォークランド紛争の時は、2国とも米国の友好国だったので、米国は中立の立場を取った」
と解説する人もいた。

  さらに、
●.「中国やロシアがどちらかを支援すれば、米国は介入する。
 それは第3次世界大戦の序幕となる」、
●.「米国は両方に武器を売る。それが最も利益が高い」
といった意見も見られた。

  北朝鮮と休戦中であり、徴兵制度のある韓国では、戦争の話はごく身近なもののようだ。
 仮定とはいえ、日本との戦争の話がネットで飛び交う現状は、なんとも言えないものがある。
 日韓関係の早急な改善が望まれる。



サーチナニュース 2013/10/17(木) 17:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1017&f=national_1017_049.shtml

【韓国ブログ】朴大統領の親中・反日政策は韓国にとってマイナスだ

  韓国人ブロガーの音楽と共に(ハンドルネーム)さんは、朴槿恵(パク・クネ)大統領が親中・反日政策を進めることに違和感を感じているという。

  8日には自身のブログに、朴大統領が
 「ドイツに行っても日本の悪口、
 中国に行っても日本の悪口、
 米国に行っても日本の悪口を言っている
とし、反日の立場を貫くことは果たして国際的に見て得策なのだろうかと疑問を寄せる文章を記した。

  筆者はまず、
 韓国と米国、日本と米国は同盟関係にあり、日米韓は自由民主主義という共通した思想を持つ
と説明する。
 その上で、中国との関係に注目し、日本を“歴史のわい曲や歴史を反省しないこと”で非難するならば、中国の東北工程(中国が1997年から開始した歴史研究プロジェクト。
 高句麗と渤海を中国史として含めている)や北朝鮮との“血盟”関係、朝鮮戦争を人民の勝利と評価していることも非難すべきだとした。

  「韓国は行きすぎた反日感情のせいで文禄・慶長の役は覚えているのに、
 丙子胡乱のことは忘れている
と自国の矛盾を指摘した。

  筆者は、
 中国が軍事力を高めていることを受け、米国は日本やインド、台湾、豪州との外交を通じて中国を圧迫しようとしているが、
 このような米国の意思に反して韓国の朴大統領は親中政策を進めていると指摘。
 韓国の親中政策について、米国は快く思っていないはずだと考察した。

  また、
 日本の集団的自衛権についても、米国は中国を牽制するための手段として望んでおり、
 周辺国で日本の軍事力強化に反対しているのは韓国だけ
とした。
 「(反対するのは)昔、日本に侵略されたから? 
 何百年も中華民族に侵略された歴史は忘れたのか??
と述べた。

  筆者は、
  朴政権が進める親中政策は
 「米韓関係が悪くなり、日米同盟が強化されるだけだ
と述べ、
 「反中は良くないが、偏った親中・反日は決して韓国にとっても、世界的に見ても良い行動とは言えない」
と指摘した。
 「親日スタンスを恐れるあまりこのような行動になるようだ」
と朴大統領の態度を考察し、今の外交政策は現実的にみて韓国に良くないものだと論じた。

  音楽と共にさんの文章には、共感・反発などさまざまなコメントが寄せられた。
●.「このような深い世界秩序を考える人が増えてほしい」、
●.「反日行為は反米行為と同じ」、
●.「親中・反日で得られるものは米国との関係悪化と経済悪化だけ」
とブロガーの意見を支持するユーザーや、
●.「親中がしたくしてしているとでも?」
などと複雑な感情を示すユーザーもいた。



サーチナニュース  2013/10/18(金) 18:07
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1018&f=national_1018_065.shtml

【韓国ブログ】冷酷な朴大統領、安倍首相と視線すら交えず

  韓国人ブロガーのアジアン(ハンドルネーム)さんは13日、自身のブログに
 「安倍に視線も向けない冷酷な朴槿恵大統領」
と題した文章を掲載した。

  アジアンさんが、朴大統領に関する文章を掲載したのは、インドネシアで10月7日に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)で朴大統領と安倍首相が並んで座った際、2人が会話を交わすどころか視線すら交えない姿に違和感を感じたからのようだ。
 ブログには、2人が並んで座る写真が掲載されており、朴大統領が安倍首相から送られる視線に反応せず、まっすぐ前を見つめる姿が写されていた。



  筆者は、このような朴大統領の態度に疑問を感じているようで、
 「日本がいくら憎くても国際社会では最小限の礼儀を守るべきだ」
とし、会議には個人ではなく韓国の代表として出席したのであり、個人的な感情は表出すべきてはないと指摘した。

  筆者はまた、握手を求められれば笑顔で応じるのが国際社会の礼儀だとし、
 米国は
①.日本との和解ムードを避ける韓国を負担に感じ
②.そして親中路線を取っていることに警戒しているはずだ
と推測した。

  “外交はポーカーゲーム”だと考える筆者は、
 「朴大統領はあまりにも簡単に相手に心の状態を見せている」
と指摘。
 「このような場面(安倍首相と視線を合わせない朴大統領)を見た日本の国民は、朴大統領に親しみを感じないだろう」
韓国のイメージ悪化を懸念した。


 一般人ですらこの程度のことが分かっているのに、政府はどうもアイマスクをつけたまま走っているような感じがする。
 やはり、「かわいそうな私の国」なのかもしれない。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/19 12:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/19/2013101900908.html

【コラム】韓日関係、いつまで放置するのか

 国際会議で隣り合って座る朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と安倍晋三首相の、冷たい表情と気まずい顔合わせの様子を撮った写真がニュースで報じられた。
 先週インドネシアのバリ島で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と、ブルネイで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の席で、各国首脳は、感情をむき出しにはしないもののよそよそしい2人の態度を目にして、韓日間のおかしなムードに気付いたことだろう。
 そして、心の中で笑っていることだろう。
 外交とは、心の中に「あいくち」を忍ばせていても、
 表面上は何事もないかのように振る舞う
のが普通だからだ。

 この約30年、韓日関係が今ほど疎遠になったことはない。
 互いの国民感情がどれほど険悪でも、指導者はもっと冷徹で、物事の分別があるべきなのに、今は両国の指導者が互いに知らん顔をしている。
 一国の指導者たる者、時には国民感情を乗り越えて未来を見なければならない。
 両国関係を、今のような状態のままいつまで放置しておくのか。

 時期的に、現在韓国は国際的地位の向上で大いに高揚しており、日本は保守政権の発足を契機として、これまでの低迷から抜け出して「復活」を試みようとしている。
 必然的に、両者はどこかで交差する。
 それを別の角度から見ると、いまだに過去の過ちを認めない日本の高慢な歴史認識と、もはやそれに耐えられず乗り越えることもできない韓国の忍耐の限界が衝突するということでもある。

 現在の安倍政権の順風満帆な状況から見るに、日本が今になって植民地時代の誤りを認め、周辺国との関係をその基盤の上で新しく構築すると期待するのは「木に縁(よ)りて魚を求む(不可能な望みを持つという意味)」ようなものだ。
 今の日本経済は勢いを保ったまま、韓国はじめ周辺国を圧迫している。
 そして中国の軍事力増強とG2(主要2カ国)に浮上したという勢いに対抗し、
 日本を防波堤にしようとする米国の対中戦略が、日本にとって追い風になっている。
 何よりも日本は、第2次大戦から60年以上もの間、自分たちに
 はめられたと信じている「足かせ」から、抜け出す時が来た
と信じている。
 現在の自分たちの経済力と立場にふさわしい「自負」を取り戻そうという中興論で沸き立っているのだ。
 集団的自衛権や、神社に参拝する指導者層の妄言などに象徴される右傾化が、まさにその手段というわけだ。

 こんな日本を制御する道は、今や存在しないように見える。
 米国が日本の手を取り、中国が一歩下がっているうえ、日本経済に影響を受ける世界各国が沈黙している状況では、なおのことそうだ。
 韓国が日本の集団的自衛権に警告を発したとしても、
 国民の6割が支持している安倍政権が後ずさりするようなことはないわけだ。

 こうなった以上、韓国は日本と取引する道に進むべきだ。
 日本の「もの」は日本に与え、韓国の「もの」は取り戻すという「取引」だ。
 日本がどこに向かおうが、自衛権であろうが、神社参拝であろうが、韓国が同調しようと反対しようと、それは形式的には日本人の選択だ。
 韓国が問題提起しても、日本はその方向に進むだろう。
 ならば、それらを日本の選択に任せる代わりに、韓国と直接的に関係する独島(日本名:竹島)問題と従軍慰安婦問題については、韓国に有利な方へ引っ張るというわけだ。
 日本にとっても頭の痛い問題に、出口を用意するという大義名分を提供できるだろう。
 それが指導者の交渉力だ。

 現在の韓国にとっても、日本との関係を正常化することは非常に重要だ。
 経済的にもそうだし、産業・技術の面でもそうだ。
 今の硬直した状態が長期化した場合に、韓国が日本から得られる物と失う物とを比較する知恵が必要だ。
 日本国内には、「韓国と共に進むこと」を望む世論も反韓世論に負けないくらい存在していると聞く。

 さらに韓国が深く考えるべきことは、
 アジア安全保障戦略の面で
 「日本を矢面に立たせる」意図をあらわにした米国と、
今度どのように調整していくかということだ。
 数日前、釜山港を出た米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンは、
 進路を変更して韓中の境界になっている西海(黄海)に入り、そこで韓国の記者を同乗させた。
 この行動は、米国が北東アジアのどこに安全保障の「マジノ線」を引いているかを象徴的に示しているとみるべきだ。

 韓国は、日中どちらか一方に傾かないよう留意しなければならない。
 両国どちらも遠ざけてはならない。
 そして、その中で米国と歩調を合わせることも重要だ。
 それが韓国の安全保障の難しい課題だ。
 こうした課題を敗北主義の産物だという声もあるかもしれない。
 しかし現在、自国を独力で守れない韓国にとっては、それが最上の現実主義だ。

 「植民地時代の歴史が繰り返されかねない」という悪夢に、これ以上韓国が悩まされる理由はない。
 今は19世紀ではないし、現在の韓国はかつての朝鮮でもない。
 今こそ被害意識や敗北主義から抜け出し、周辺国と関係を構築する上で韓国が能動的、主導的、かつ中継的な役割を模索する必要がある。
 朴大統領にとっても、周辺国、とりわけ日本との関係を韓国国内の「人気取り」の手段や国内政治の延長にしないという成熟度、さらには大胆さを示すチャンスでもある。

  「日本がどこに向かおうが、自衛権であろうが、神社参拝であろうが、韓国が同調しようと反対しようと、それは形式的には日本人の選択だ
 とはエラク後退したものである。
 「今の状態が長期化した場合に、韓国が日本から得られる物と失う物とを比較する知恵
 それがわかるようなら問題はこんなに大きくはなってはいない。
 もはや、アメリカと日本に見限られて中国一本で立っているような状態では、なかなか冷静な判断はできないだろう。
 判断する前に体がふらついてしまう。
 中国が尖閣問題で大きく踏み違えたように、今度は韓国が中国への急接近という形で間違いを犯したということである。
 「日本を矢面に立たせる意図をあらわにした米国
とは有事統制権を移譲したアメリカと同義になる。
 アメリカは韓国ではなく、日本をもって中国との最前線と捉えているということになる。
 言い換えるとアメリカにとって、韓国は用済みの駒になってしまった、ということになる。

 「父親が軌道にのせた韓国の成長に幕を下ろすのは、
 ちょうど半世紀後の娘であった
とは歴史の皮肉であろうか。
 歴史とはときどき思ってもみなかった演出をする。
 これなどは典型的な例といえるだろう。