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朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/23 11:19
http://www.chosunonline.com/svc/zoomin.html?contid=2013102301388&no=0
国産機雷「潜竜」、性能実験で不発8割超
36回の試験で30発が不発、成功率わずか16.6%
海軍「磁気反応のみに設定すると正常に爆発」
北朝鮮の艦艇を攻撃するため韓国海軍が保有している韓国製機雷「潜竜(K721)」が、性能実験の結果6発に1発の割合でしか爆発せず、成功率が16.6%にすぎないことが22日までに分かった。
韓国政府消息筋によると、2007年と09年に実施された海上実弾射撃演習で、潜竜の不発が相次いだという。
このため監査院は国防技術品質院(技品院)に指示を出し、昨年9月に性能実験を行った。
演習弾を付けた機雷を演習当時と全く同じ状況に置き、6回の試験を実施した結果、機雷は1度も作動しなかった。
今年1月に実施した2回目の性能実験では、30回の試験で6回しか作動しなかった。
計36回の試験で、きちんと爆発したのはわずか6回だったわけだ。
潜竜は1発1億7000万ウォン(現在のレートで約1580万円)で、1990年代後半から約200発が韓国海軍に配備された。
機雷は海の中に設置され、敵の艦艇が周辺を通過すると爆発する「海の地雷」だ。
機雷は信管の感応方式によって分類され、船が通過する際に生じる磁気の変化を感知して爆発する「磁気機雷」や、スクリューの音などを感知して爆発する「音響機雷」などがある。
潜竜は、磁気と音響を同時に感知した場合に爆発するよう設計された複合機雷だ。
各国海軍は、船が通過する際に生じるような磁気変化や音響信号を送り、水中に設置された敵の機雷を破壊する技術を蓄積してきた。
これを防ぐために開発されたのが複合機雷で、偽の磁気変化や音には反応せず、実際に船が通過する状況でのみ爆発するようになっている。
技品院側は
「潜竜は、陸上で実験したときには正常に作動した。
水中では、海流の速度など環境によって爆発しないことがあり得る」
と説明した。
韓国海軍側は
「今年1月に実施された技品院の性能実験では、一部の艦艇の磁気発生装置に問題が生じ、機雷に設定しておいた基準よりも小さい艦艇を一部投入するなど、試験がきちんと実施されなかったため、近いうちに精密な性能実験を行いたい」
と語った。
さらに韓国海軍側は
「潜竜は、信管を磁気にのみ反応するよう設定すると全て正常に作動した。
韓国海軍の戦力に直ちに問題が生じるわけではない」
と釈明した。
潜竜は、韓国国防科学研究所(ADD)とLIGネクスワンが共同開発し、LIGネクスワンが量産した。
LIGネクスワンは「不発魚雷」として問題になった対潜ミサイル「紅サメ」のメーカーでもある。
韓国軍は来月、紅サメの追加量産を行うかどうか決定する予定だ。
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/24 10:13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/24/2013102401183.html
【社説】不良品だらけの韓国軍装備、有事の際どうなるのか
韓国海軍が保有する韓国製の機雷「潜竜(K721)」の爆発の成功率が、海軍の行った性能試験でわずか16.6%にとどまっていたことが22日まで分かった。
この数値は要するに5回爆発させても実際に爆発するのは1回以下という意味だが、このような武器を配備しているようでは、有事の際に韓国軍は一体どんな状況に陥るのだろうか。
また昨年12月9日には西海(黄海)で作戦中だった主力駆逐艦「乙支文徳」で、非常用を含む全ての発電機が停止し、5時間にわたり全くの無防備状態になるという考えられないトラブルも発生した。
その後の調査の結果、この駆逐艦に12個ある通信機のバッテリーも9個が不良品だったため、トラブルの発生をただちに第2艦隊司令部に知らせることさえできなかったという。
これら一連の事故やトラブルの結果、韓国軍が保有する兵器やその運用能力に対する国民の信頼は完全に地に落ち、今や危険なレベルにあると言っても過言ではないだろう。
韓国軍が誇る強襲揚陸艦「独島」も今年9月10日に発電機で火災が発生し、西海上で完全に停止してしまった。
4基ある発電機のうち2基は今年4月に乗組員のミスで故障したままの状態だったが、10日に発生した火災で1基が完全に焼失し、残る1基も消火作業中に海水が入り込んで故障した。
海軍が1000億ウォン(現在のレートで約92億円)という巨額の開発費を投じて実戦配備した魚雷「紅サメ」は、実弾を使った発射実験での命中率がわずか40%にとどまり、合格基準とされる75%に遠く及ばなかったことも最近になって分かった。
2010年11月23日に北朝鮮は突如延坪島を砲撃してきたが、当時この緊迫した状況で海兵隊のK9自走砲と敵の砲台の位置を把握する対砲兵レーダーの多くが故障していたため、想定されていた機能を発揮できず、まともな反撃ができなかった。
空軍でも通常では考えられないような簡単な整備ミスが昨年と今年立て続けに発生し、高等訓練機「T50」と「F5」が墜落する事故が発生した。
T50は韓国が海外への輸出を目指す戦略機種でもあるため、これはまさにあってはならない事故だった。
極限の状況で使用される兵器が「故障率ゼロ」であることはあり得ない。
しかし韓国国内で開発された兵器の信頼性は、一連の事故やミスの影響もあって主要先進国に比べてあまりに低い。
何よりも十分な性能試験を重ねて信頼性を高め、その上で実戦配備するという基本が守られていない。
米国は一つのミサイルを実戦配備するまで数百回の試験発射を行うが、韓国では通常10回も行われていないという。
一連の問題は予算が不十分であることが原因だが、韓国の国力では予算不足というのは常に付いて回る宿命だ。
そのためこの問題を克服するには1回の試験での集中度を高めると同時に、最終承認を下す国防技術品質院はこれまで以上に厳格な姿勢で臨まねばならないだろう。
兵器を運用する人材の教育も不十分だ。
指揮官たちは一連の事態で国民が大きく失望している現実に対し、もっと深刻な危機感を持たねばならない。
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/24 10:16
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/24/2013102401196.html
韓国軍、中・日ステルス機に備え探知レーダー導入へ
中国・日本などのステルス機保有に備え
国内開発か輸入かは未定
韓国軍当局は、中国・日本など周辺諸国のステルス戦闘機保有に備え、
2020年代半ばまでにステルス機を探知するレーダーの確保を決めた。
これは韓国空軍関係者が23日
「空軍が11年7月にステルス探知レーダーが必要だと要請し、合同参謀本部が昨年11月に『長期的に見て確保すべきだ』との決定を下した」
と語って分かったもの。
別の軍関係者は
「国防科学研究所(ADD)などで国産ステルス探知レーダーを開発しているところだが、このレーダーを国内の研究開発により導入するか、あるいは海外から購入にするかについては今後、国内の技術力を検討した上で決定する予定だ」
と述べた。
ステルス探知レーダーは、低周波レーダーなど幾つかの方式が開発されている。
国防部(省に相当)の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は先月の国会国防委員会で
「専門家らは4-5年以内にステルス探知レーダーが開発されるとみている」
と述べた。
軍消息筋は
「ステルス探知レーダーはまだ開発されておらず、どのくらい資金が掛かるか今の段階では分からない」
と話した。
軍当局のこうした方針は、中国・日本・ロシアなど韓半島(朝鮮半島)に近い大国が2016年から2020年代初頭にかけて、ステルス戦闘機を開発、あるいは導入する計画を持っているためだ。
中国はJ-20とJ-31という2種類のステルス戦闘機を同時開発している。
2種類のステルス機を同時開発している国は米国を除けば中国だけだ。
日本は11年12月にステルス戦闘機のF-35を次世代主力戦闘機に選定、16年以降に合計42機を段階的に導入する計画だ。
ロシアは16年の戦力化を目指してステルス戦闘機T-50を開発している。
ステルス機探知レーダー開発の動きは海外でも目に付く。
日本は車両に搭載でき、各地で随時稼動可能な移動型ステルス探知レーダーの開発に来年から着手することにしている。
そのため日本の防衛省は14年度予算案に37億円を割り当てた。
イランは今年に入りパッシブ(受動)式ステルス探知フェーズドアレイ(位相配列)レーダーを開発したと発表したが、信頼性は低いといわれている。
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「国内開発」なんてことができるようなレベルではないように思えるのだが。