2013年11月4日月曜日

日韓関係はなぜ悪化の一途をたどるのか:中国で人気の朴大統領

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●7日、人民網によると、韓国メディアは「米中韓は日本にうんざりしている」と伝えた。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月4日 16時11分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78657&type=0

日韓関係はなぜ悪化の一途をたどるのか―中国紙

 2013年11月3日、光明日報は、歴史的に最も悪い状態にある日韓関係を反映、両国民が現実世界のみならずネット世界においても火花を散らしていると報じた。
 新たな戦いの舞台となっているのが、世界的に人気のある動画共有サイト・YouTubeだ。

 韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が10月13日に独島(日本名:竹島)の領有権を主張する動画をアップロードするや、日本の外務省も16日、竹島における日本の立場を宣伝する動画を同省ホームページに公開した。
 動画は、竹島が島根県に編入されるに至った経緯と根拠を説明するもので、韓国による竹島の不法占拠を強調する内容となっている。
 外務省の狙いは、動画公開を通じて両国間の領土問題における日本側の主張を国際社会に向けて大々的にPRすることだ。

 日本側の動きに対し、韓国外務省は23日、駐韓日本大使館の倉井高志総括公使を呼びつけ抗議。
 同省報道官は
 「こうした正義に反する挑発行為は両国関係の発展を阻害するものだと、日本政府は深く認識すべきだ」
と非難した上で、動画の即時削除を強く求めた。
 日本外務省の報道官は同日の記者会見で
 「動画公開は領土問題について国際社会の正しい理解を得るため」
と反論。
 今後も同種の動画を作成することを明らかにした。

 政府間による激しい応酬が続く中、活発だった民間レベルでの交流も停滞気味だ。
 日本のシンクタンク・言論NPOと韓国の東亜研究院が今年5月に共同で発表した世論調査によると、日本に対して「イメージが悪い」と答えた韓国人は76.6%に上った。
 韓国法務省の統計でも、今年9月までに韓国を訪れた日本人旅行客は前年同期比で4分の3にまで落ち込んでいる。
 韓国文化体育観光省は先ごろ、日本人旅行客を扱う韓国の旅行会社への緊急支援を決めた。

 両国間の修復できない亀裂の背景には、深刻かつ複雑な歴史的恩怨と現実的問題が存在している。
 日本は朝鮮半島を数十年にわたって植民地化し人々に深刻な災難をもたらした。
 第二次世界大戦終結から今日に至っても十分な補償は行われていない。
 韓国から見れば、これは永遠に癒やされることのない傷であることは疑いない。
 冷戦期間中、日韓両国は東アジア地域における米国の同盟国として、共通の意識のもとで密接な政治・外交関係を確立してきたが、同時に戦後補償や従軍慰安婦問題などで絶えずぎくしゃくした関係を続けている。

 近年、日本政界の右傾化が勢いづき、安倍晋三首相や橋下徹大阪市長をはじめとする保守派政治家が領土問題や歴史認識問題において周辺諸国を刺激し、日韓両国の隔たりはますます大きくなってきている。
 両国政府による対抗措置も激しさを増している。
 ある日本メディアは
 「中国、韓国という大切な隣国と外交関係において同時に緊張が高まることは、日本が“四面楚歌”の不利な立場に置かれることになる。
 理性を持つ政治家なら誰もが理解しているはずだ」
と悲観的に指摘している。
 日本政界において右翼保守勢力が勢いづく中、自己の票集めや支持率アップのために日本国民の民族意識を煽り隣国を挑発する言動が常態化している。
 両国間が“無駄な時間を費やしてきた”外交戦は今後も激しさを増すことになるであろう。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月6日 9時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78744&type=0

中国で人気の朴大統領=日本の強硬姿勢が中韓関係を促進―韓国紙

 2013月の11月5日、韓国・中央日報によると、韓国の朴槿惠(パク・クネ)大統領は中国で大変人気が高いが、その背景には中国の人々が朴大統領に対して抱いているある“期待”があるためだという。
 国際在線が伝えた。

 中国は、北朝鮮と韓国の関係改善が6カ国協議に新たな原動力を与え、北朝鮮の核問題解決にも大きく影響すると考えており、朴大統領が北朝鮮の核問題で積極的に貢献することを期待している。
 また、中国と韓国はともに日本との間で歴史問題や領土問題が起きていることから、日本問題で協力関係を結ぶ可能性があり、国際社会の舞台でも緊密に連携するだろう。

 5月に中国で出版された朴大統領の自伝は売れ行きが好調で、大統領の人気が中国で安定して高まっていることを示す一つの判断材料になっている。
 日本の強硬な姿勢は中国と韓国の関係をより確かなものにさせており、安倍首相の在任中は日本と韓国の関係が改善されるのは難しいだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月7日 12時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78808&type=0

米中韓3カ国、日本の“ごう慢さ”と“うぬぼれ加減”にうんざり―韓国メディア
 2013年11月7日、人民網によると、韓国メディアは「米中韓は日本にうんざりしている」と伝えた。

 6日に環球時報の取材を受けたある学者は、近ごろの日本の言動は“押し引き、政経分離”の総合的な戦略を体現していると考えている。
 「日本はたびたび中国と対話する姿勢を示しているが、これは中国を自分のペースに引き込む策略にすぎない。
 日本の皮算用は失敗したが、短期的には対中戦略を変更することはないだろう」
としている。

 また、韓国メディア・EDAILYは6日の評論で、
 「韓国、中国、米国はみな、日本のごう慢さとうぬぼれ加減にうんざりしている。
  日本の慰安婦などの歴史問題でのぐずぐずした対応は、アジアの国々の憎悪を維持することにしかならない。
 日本は“国際社会とお友達”路線からはますます離れていっている」
と指摘した。


 まあ実際のところは
 『韓国の”驕慢さ”と”うぬぼれには加減”にはうんざり
している、というのが本当だろう。