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JB Press 2013.12.05(木)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39352
急速に開放的になり始めた韓国人の性意識人気番組「マニョサニャン(魔女狩り)」が明らかにした社会の変貌
●第1部の「グリーンライトをつけろ」
先日、教え子の女子大生たちと一緒に話をしていると、
「先生、『マニョサニャン(魔女狩り)』ってご存じですか?」
と聞かれた。
『マニョサニャン』というのは番組名で、内容は性に関するものだという。
1人がその番組について話し始めると、次から次へとその番組で聞いた話などが女子大生の口から飛び出し、怒涛のように私に向かってきたので、しばらく話についていけなかった。
■韓国で性を取り上げるなら19歳以上の制限がかかるが・・・
結局、説明をされてもピンとこなかったので、とりあえずVOD(ビデオ・オン・デマンド)で第1回から視聴することにした。
性に関して興味津々な年頃の大学生たちに人気の番組とはどんなものなのか・・・。
最初は「15歳以上視聴可」というのに驚いた。
韓国のテレビには視聴年齢制限が設けられている。
性に関する話をするなら少なくとも19歳以上視聴可になるはずだが・・・。
番組は、最初から性の話をしようと決めつけていたわけではなかったようだ。
司会役の人たちが4人いて、彼らさえも番組進行をどの方向でやっていくのか、分からないようだった。
後で、番組を企画した人たちのインタビュー記事を読むと、企画した段階でも「性」に関する話をするというよりは、地上波に打ち勝つためにはどんなものがいいのかを漠然と考えていたという。
「政治」はすでに他の番組でやっており、「性」はまだ残っていて、放っておくと誰かがやるだろうと思われたので始めたという。
しかし、彼らの頭の隅に「テレビは家族団欒でみんなが見るもの」という固定観念があったため、「15歳以上視聴可」に設定し、最初から露骨に性の話をするつもりはなかったらしい。
だが、回を進めるごとに司会者たちは、大胆な発言をし始める。
その結果、「豊胸手術をして胸のところをミサイルのようにしている女性がいる」とか、「友達は(セックスの)回数より、(体位の)それもやってみた、あれもやってみた」といった発言が、放送通信審議委員会の逆鱗に触れ、重懲戒の制裁を受けることになってしまった。
おかげで番組は「19歳以上視聴可」に格上げ(?)された。
■「お酒を家で一緒に飲みたい」は誘っている??
さて、内容はともかくメーンのレギュラーメンバーの面々を見ると、30代から40代までと、決して若くない人たちである。
第1部では、有名なコメディアンで司会者のシン・ドンヨプ、バラード歌手のソン・シギョン、外国人コメディアン(いわゆる外タレ)のサム・ハミルトン、映画評論家のホ・ジウン。
そして、第2部では、彼らに加えて、恋愛コラムニストのカク・ジョンウン、トップモデルのハン・ジヘ、オネエタレントのホン・ソクチョン、そしてイレギュラーでアイドルや俳優などが参加する。
第2部では、男女の視聴者も参加するので1時間の番組にしては盛りだくさん感がある。
第1部の構成は、魔性の女にはまってしまった男性からの投稿を聞いて、司会者たちがそれぞれ自分たちの経験を踏まえてアドバイスするというもの。
例えば、「交際しているわけでもないのに、女性がお酒を自分の家で一緒に飲みたいと言ってきたが、果たしてこれは自分に気があるということなのかどうか」といったもの。
4人の男はそれぞれ自分たちの意見をアピールするが、こうした内容には正解などあり得ない。
女子の心理をいくら経験豊富な男性であってもすべてお見通しというわけではないので、そうした悩みは第2部のところで登場する女子やオネエキャラに聞く。または、二元放送と称して街中にカメラを持っていき、通りがかりの人たちに視聴者の悩みを質問したり、一般の人からの悩みも紹介する。
街録を撮ってくるのではなく、リアルタイムで中継される。
テレビ電話の普及による恩恵で、アップルのテレビ電話機能が使われているところが、何とも製作費を安く抑えていて面白い。
スマホに大画面をつないでおり、街中の人と4人の司会者が生で話をすることになる。
番組が始まったばかりのころは全く認知されていなかったので、テレビ画面に彼らが登場すると驚いていた人たちも、回を重ねるごとにテレビの前に人がたくさん集まっている。
特に大学生たちが多く集まる大学前などにテレビを設置すると、大学生たちの男女間においてのスキンシップの悩みなどが続々と出てくる。
■韓国人より保守的なオーストラリア人
例えば、ある女子大生が「一種のファンタジーとしてメイドやバニーガールのコスプレをしたけれど、交際中の男子が全然喜ばないのはなぜか」などの質問をする。
韓国の若者がここまで開放的になっているとは思いもよらなかった。
また、4人の司会者のうち、外国人(オーストラリア人)のコメディアンが最も保守的な発言をするところも面白い。
また、バツイチで今は無性欲者で司馬遷(宮刑を受けた中国の歴史学者)のようだと言いながらもこれまでの経験をさりげなく披露する映画評論家は、かえって女子たちにセクシーだともてはやされている。
第2部に登場する、コスモポリタン誌の編集者で恋愛コラムニストは、この番組の面白味を倍増させている。
彼女は多数の取材経験や実際の恋愛経験に加えて様々な恋愛に関する論文や発表資料を提供する。例えば、異性にさりげなくアピールする方法として、ハンドクリームスキルなどがある。
彼女は実際ハンドクリームを取り出し、手の甲につけ、「ちょっと取りすぎたかしら」とつぶやきながら、「余ったから少し分けてあげましょうか」と言い、男子の甲にハンドクリームをつけながらちょっとしたマッサージをするといったパフォーマンスを行う。
また、ワイングラスの縁を指先で撫でたり、ワイングラスのネックを触ったりすることがセックスアピールになることなどを説いていく。
彼女のこうした大胆な発言は人気を醸し、絶版になっていた彼女の著書が復刊されたという。
番組では制限スレスレの発言があり、視聴者をハラハラさせる部分もある。
だが、司会者たちの話によると、これは生放送ではなく録画なので、編集でいろいろ自主規制をしているという。
録画を撮っているときに視聴者として参加している人たちはフィルターにかかっていない生の話を聞いているわけだ。
視聴者はほとんどが20代の男女だが、一度だけ母娘で参加した人たちがいた。
企画していた人たちが最初に考えていたように、家族が揃って見られるそんな番組に少し近づいたのか、それとも性の話題も親子で話せる時代になったのか。
どちらにしても、保守的な韓国が少しずつその殻を破っている感じがする。
Younghee Ahn(アン・ヨンヒ)
JMM、朝日新聞などでコラムを書いたことがあり、現在は国際会議の同時通訳のかたわら、梨花女子大学、ソウル同時通訳大学院大学で教鞭をとっている。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月5日 12時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80053&type=0
韓国のここがすごい!「強すぎる女子ゴルフ」や「一流の美容整形手術」など―米メディア
●3日、米CNN(電子版)はこのほど、「韓国を訪れる前に知っておきたい10のポイント」を紹介した。写真は韓国の故宮。
2013年12月3日、米CNN(電子版)はこのほど、「韓国を訪れる前に知っておきたい10のポイント」を紹介した。中国・環球網が伝えた。
韓国は国土総面積世界109位という小さな国だが、サムスンのスマートフォン(スマホ)Galaxyシリーズや美少女ユニットの他にも、興味深い特徴がたくさんある。
その主なものを紹介しよう。
◆最先端のIT科学技術
韓国のインターネット人口普及率は82.7%、スマホユーザーは78.5%だ。
韓国最大の携帯電話事業者・SKテレコムのIT体験館では、まだ市場に登場していない最先端技術に触れることができる。
◆クレジットカード普及率の高さ
韓国銀行のデータによると、2011年に韓国は世界最大のクレジットカード大国になった。
同年の米国人のクレジットカード平均利用回数が年間77.9回であるのに対し、韓国人は129.7回だった。
◆仕事熱心な国民性
経済協力開発機構(OECD)加盟30数カ国のうち、韓国の教育普及率は最も高い。
韓国企画財政部が発表したデータによると、2012年の韓国人の週平均労働時間は44.6時間で、OECD加盟国平均の32.8時間より大幅に長かった。
◆焼酎が大好き
韓国の焼酎JINRO(真露)は11年連続で「世界で最も飲まれているスピリッツ」に選ばれた。
そのほとんどが韓国国内で消費されている。
◆有名な韓国コスメ
「美」を求めて次々と新商品を開発している韓国コスメだが、2011年にはカタツムリ美容クリームが流行。
今年は済州島の火山泥を利用したパックや保湿クリームが人気だ。
◆強すぎる女子ゴルフ
世界ランキング100位以内に38人、10位以内に4人の韓国人選手が入っている。
◆ネットゲーム「スタークラフト」のプロゲーマー
プロとして契約金の他に数十万ドルを稼ぐゲーマーがいる。
米ブリザード・エンターテインメントが「スタークラフト」を1998年に発売して以来、韓国での売り上げが世界の半分を占めている。
◆レベルの高い客室乗務員
大韓航空の客室乗務員養成訓練センターでは、世界各国の航空会社から派遣された社員が一流のサービスを学んでいる。
◆お見合いが当たり前
ある調査によると、独身のサラリーマンは毎週2回お見合いをするという。
◆超一流の美容整形手術
韓国へ行って美容整形を受けたいと願う人々は世界各地にいる。
韓国の整形技術が一流というだけでなく、その費用が安いことも大きな要因の1つだ。
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