2013年12月20日金曜日

韓国人の意識・価値観調査、望まれる「他人への配慮」:「人生満足度」OECD加盟国中26位

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●18日、韓国メディアは、世論調査機関・韓国リサーチが実施した「韓国人の意識と価値観に関する調査」結果を掲載した。調査項目は政治・経済・社会・文化など多岐にわたる。写真はソウル。


レコードチャイナ 配信日時:2013年12月19日 20時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80719&type=0

韓国人の意識・価値観調査=望まれる「他人への配慮」―韓国メディア

 2013年12月18日、韓国・聯合ニュースによると、韓国人の意識と価値観に関する調査で、80%以上が「韓国文化を誇りに思う」と答えた。
 特にK-POPに代表されるポップカルチャーを誇りに思うと答えた回答者は2008年の53.6%から81.5%まで上昇した。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 今回の調査は、韓国文化体育観光部の委託を受けた世論調査機関・韓国リサーチが10月11日~11月10日、19歳以上の2537人を対象に行ったもの。

 「韓国社会がより良い社会になるために必要な価値」との問いでは、
①.トップが「他人への配慮」の8.7点(10点満点)。
②.以下、「経済発展」(8.6)、
③.「機会均等と公平性の確保」(8.5)、
④.「年長者への敬意」(8.5)、
⑤.「社会集団間の疎通」(8.5)
と続いた。

「青少年に求められる品性」では
①.「他人への配慮」が55.4%と、
②.「責任感」(17.0%)、
③.「独立意識」(11.7%)、
④.「勤労と誠実」(7.6%)
を大きく上回った。

 韓国文化部の関係者は18日の記者会見で、
 「韓国社会には多くの矛盾や貧富の格差などの問題がある。国民の価値観を知ることは重要な意義がある」
と述べた。

 調査結果からは、さまざまな年齢層の回答者が
 「青少年には他人への配慮が欠けている」
との共通認識があることが読み取れる。

 「男尊女卑」の価値観が少しずつ変化していることも、調査結果から見て取れる。
 子供の希望性別で「女の子」と回答した人は男子の約2倍となった。
 また父方と母方のどちらの親戚と親しいかという問いでは、母方が32.1%、父方が28.2%であった。

 配偶者の選択において、一般的に男性は外見を、女性は職業や財産を重視すると見られているが、今回の調査では「相手の性格」を重視するという回答が男女ともに最多となった。
 「韓国社会で男女は等しい待遇を受けているか」では53.4%が「はい」と答えた。
 2008年の30.4%から23ポイント上昇したことになる。

 「韓国文化を誇りに思うか」では、文化遺産・文物、料理・民族衣装、精神文化、ポップカルチャーのすべてで、「誇らしい」が80%を超えた。
 K-POPに代表されるポップカルチャーは2008年の53.6%から81.5%に急上昇した。

 国民の幸福水準は10点満点の6.9点で2008年と同水準。
 幸せな生活に必要な条件は「健康」「配偶者」「子女」「収入・財産」と続いた。

 社会の信頼レベルは5.6点(10点満点)。
 経済全体における社会福祉の割合が「やや低い」と答えた回答者は64.3%に達した。

 「北朝鮮は韓国の安全保障に対する脅威となる」は34.2%、
 「北朝鮮は韓国が提携すべき相手国」は31.5%で差はわずか。

 「朝鮮半島統一」については
①.「急ぐ必要なし」(55.4%)、
②.「統一が必要とは思わない」(25.6%)、
③.「早く統一すべき」(19.0%)
となった。



聨合ニュース 2013年 12月 20日(金)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2013/12/19/0800000000AJP20131219004200882.HTML

「人生満足度」 OECD加盟国中26位=韓国

【世宗聯合ニュース】
 韓国の統計開発院は19日、「韓国の社会動向2013」を発表した。
 統計によれば、昨年を基準として勤労者10人のうち1人は最低賃金にも満たない給与を受けていることが明らかになった。
 また飲酒者の比率が男女ともに増加し、ストレスを受けている大学生が急増していることなどが分かった。
 韓国人の「人生に対する満足度」は経済協力開発機構(OECD)加盟国36カ国中、26位にとどまった。

◇最低賃金未満労働者170万人

 最低賃金の設定は労働貧困層の発生を抑制するための最も強力な政策手段だ。 

 田昞裕(チョン・ビョンユ)韓神大経済学科教授は
 「韓国の低賃金労働者の比率は2012年24.8%でOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最も高い水準」
と指摘。
 「最低賃金は低賃金雇用を減らすのに効果的だが、韓国で徹底的に守られるのはかなり難しいという事実を逆説的に示している」
と強調した。

 賃金労働者全体を最低賃金未満の労働者数で割った最低賃金未満率は2001年4.3%にすぎなかった。
 その後は増加に転じ、2009年に12.8%まで上がった。
 2010年には11.5%、2011年に10.8%、2012年に9.6%と減少傾向にある。
 だが、2012年の最低賃金労働者数は1773万4000人のうち、169万9000人に及ぶ。
 2013年を基準とした最低賃金は1時間当りでは4860ウォン(約477円)、1日8時間労働を基準とすれば日給3万8880ウォンとなっている。

◇「韓国は依然として酒を勧める社会」 飲酒者増加

 過去1年間、1カ月に1度以上飲酒をした飲酒者の比率は男性が2005年73.3%から2011年77.5%と4.2ポイント上昇した。
 女性も同期間、36.2%から41.4%と5.2ポイント上がった。
 成人10人中、男性は8人程度、女性は4人程度が月1回以上飲酒をすることを示している。

 飲酒者のうち、一度に平均7杯以上、週2回以上飲酒する危険度の高い飲酒者の比率は男性26.5%、女性6.5%だ。これも2005年に比べ男女ともに増加した。 

 飲酒者は増えたが男性が子供を世話する時間は増加した。
 2009年35~49歳を基準として男性の育児参加率は38.3%で、1999年に比べ15.7%高くなった。

 女性は晩婚と出産の高齢化で25~34歳の参加率が下がったが、35~49歳は増加した。

 35~39歳の育児時間は男性が11分、女性は46分程度増加し、依然として育児に対する負担はパパよりママが大きかった。

 健康に対する関心は高まり、健康検診受診率が2006年30%から2012年54.1%に増加した。

◇ストレス受ける大学生急増

 若者の就職難のため、ストレスを感じる大学生が急増した。

 2週間の日常生活でストレスを感じたというストレス認知率を学年別に見れば、高校生が69.6%で最も高く、大学生以上(69.2%)、中学生(62.7%)の順だとなった。 

 特に大学生以上は2008年46.1%から急激に増加した。
 2012年を基準とした4年制大学の就職率は56.2%で、短期大学(60.8%)より低かった。
 ストレス認知率は男子学生(62.7%)より女子学生(75.7%)が高かった。

 2009年を基準とした韓国の学生の学校教育に対する評価はOECD加盟国の平均に至らなかった。

 「学校が社会生活に有益な知識を教えた」という比率では韓国は65.4%だった。
 OECD平均(86.7%)より21.3%も低い数値だ。 

◇韓国人「人生満足度」11点満点中6点 OECD平均より低い

 韓国人の「人生に対する満足度」は11点満点の6.0点で、OECD平均の6.6点より低いことが分かった。 

 スイスが7.8点で最も高く、日本は韓国と同じ6.0点を記録した。
 イタリア、ロシア、トルコ、ギリシャなどは韓国より低かった。 

 社会の安全性に対する認識は2008年以降、次第に良くなっている。
 自然災害、交通事故・火災、治安など全般的な社会の安全性に対して「とても安全」または「安全」と答えた比率は2008年8.2%、2010年11.3%、昨年13.5%と増加傾向を見せた。 

 2000~2010年の間に外国人の数が増え、外国人刑法犯罪者は2368人から1万4619人と6.2倍増えた。
 同期間の韓国人の刑法犯罪者が92万5353人から101万9838人に増えたことと比較すれば大きい増加幅だ。 

 しかし人口を考慮した刑法犯罪者率は外国人が低かった。
 2010年の韓国人10万人当たりの刑法犯罪者率は2118人で、外国人10万人当たり1159人の1.8倍であった。
 2000年に韓国人刑法犯罪者率が外国人刑法犯罪者率の4.1倍であったことと比較すると差は狭まっている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年1月3日 12時31分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=81293&type=0

韓国人は人間不信、「他人を信用する」のはわずか2割、
大多数が「他人は敵」とみなす―韓国紙

 2014年1月2日、韓国の中央日報中国語版サイトによると、他人を信用する韓国人はわずか2割程度しかいないことが、調査の結果分かった。

 韓国統計庁は1日、「2013韓国の社会動向」を発表。
 「あなたは一般に他人を信用しますか?
という問いに、対象者の
★.わずか22%が「他人を信用する」と回答。
★.大多数の対象者が他人を「自分を傷つけ、利用しようとする存在」
と位置付けていることが分かった。

 国際社会における他人への信頼度は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均値で32%。
 韓国の22%という数字は極めて低い。
 信頼度の最も高かったのはノルウェーで60%、2位はデンマークとスウェーデンの50%だった。
 個人の側面から見れば、信頼は幸福への第一歩だ。
 自分の知り合いがすべて敵に見える人間が、幸せを感じることができるだろうか。

 韓国人の幸福感が国民の収入レベルよりも低いのは、韓国人の社会不信と大いに関係があるといえる。
 今回の調査で、
★.韓国人の社会に対する信頼度は31%、
★.政府に対する信頼度は56%だった。
 国民が国を信頼できなければ、法律や政策の制定や執行に多大なる費用がかかることになる。

 さらに、
★.他人について「きちんと法律を守っていない」と答えた回答者は26%だったが、
★.自分について「きちんと法律を守っていない」と答えたのはわずか2%しかなく、
 韓国人の自己中心的な態度も明らかになった。





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