2013年12月21日土曜日

「朴大統領を支持しない」初の40%超え:支持率 初めて50%下回る

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/12/21 09:55
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/21/2013122100512.html

「朴大統領を支持しない」初の40%超え
支持率48%、鉄道民営化が逆風に

 世論調査会社・韓国ギャラップが20日に発表した調査結果で、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の国政運営に対する支持率が48%に低下したことが分かった。
 1週間前の54%に比べ、6ポイントも下落したことになる。
 朴大統領の国政運営が「誤っている」という否定的な評価は41%に上り、前回の35%に比べ6ポイント上昇した。
 毎週行われている韓国ギャラップの調査で、朴大統領の支持率が50%を下回ったのは、今年5月以来となる。
 また、否定的な評価が40%を超えたのは、就任以来初めてだ。

 韓国ギャラップ側は「最近の鉄道民営化をめぐる問題が影響を与えたものとみられる」と説明した。
 今回の調査で朴大統領の国政運営について否定的な評価をした回答者が挙げた理由は、
1位が「意思疎通が不十分(20%)」、
2位が「国営企業の民営化をめぐる問題」
となった。

 一方、政党の支持率は、与党セヌリ党が先週に比べ3ポイント減の41%となったのに対し、野党・民主党は3ポイント増の22%となり、民主党の支持率が初めて上昇した。 
 また、安哲秀(アン・チョルス)氏が新党を結成した場合の支持率は、セヌリ党が35%、新党が32%、民主党が10%という順になった。

 今回の調査は今月16-19日、全国の成人1207人の携帯電話を対象に、RDD方式(無作為に発生させた番号に電話をかける方法)により行われた。



聯合ニュース 2013/12/20 18:14
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2013/12/20/0800000000AJP20131220003800882.HTML

 朴大統領支持率 初めて50%下回る=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、韓国ギャラップが行った世論調査で、朴槿恵(パク・クンへ)大統領の支持率が48%を記録したことが20日、明らかになった。
 同社の調査で朴大統領の支持率が50%を割ったのは今回が初めてという。 

 回答者の中で大統領の職務遂行に否定的な評価をした割合は41%で、11%は態度を保留した。 

 肯定的な回答を得た分野は「外交・国際関係」(15%)、「自分の考え、信念がある・世論に影響されない」(15%)、「一生懸命している・努力している」(13%)、「対北朝鮮・安保政策」(12%)、「全般的にうまくやっている」(9%)の順だった。 

 否定的な評価をした理由では「意思疎通が不十分」(20%)が最も多く、続いて「公共企業の民営化問題」(14%)、「公約履行が不十分・公約に対する立場の変化」(13%)、「独断的」(11%)、「国政運営が円滑でない」(11%)などが挙げられた。 

 調査は16~19日に全国の満19歳以上の男女1207人を対象に、コンピューターで無作為に発生させた携帯電話番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で行われた。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/12/23 09:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/23/2013122300621.html

【社説】大統領府と与党は支持率低下の理由を理解せよ

 韓国ギャラップが16-19日に実施した世論調査で「朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は職務をしっかりと遂行している」とする回答は全体の48%にとどまった。
 韓国ギャラップの調査は毎週行われているが、大統領の支持率が大統領選での得票率51%を下回ったのは5月以来のことだ。
 一方で「(大統領の政策は)間違っている」との回答は41%で、これは大統領就任以来最も高くなった。
 政府が世論調査の支持率に一喜一憂するわけにはいかないが、今回のような数値に関してある程度の危機意識を持ち、同時に国政全般を再チェックすることは常に必要な作業だろう。

 最近になって支持率が下落傾向にある理由は、与野党の対立が長期化し、なおかつ一層激しくなっている影響で、世論が半分に分かれてしまったことが大きいだろう。
 さらに鉄道労組によるストをきっかけに広まりはじめた鉄道の民営化問題に加え、医療の民営化問題などがこれに重なったためとの指摘も多い。
 政府がすでに「民営化しない」と明言し、また実際に民営化が決まったわけでないにもかかわらず「民営化されれば、病院での治療費は10倍に上昇する」といったデマがすでに国民の間に浸透してしまったようだ。

 政府に対する国民の信頼が強ければ、根拠のないデマなどさほど影響しないが、今回の世論調査から分かるように、政府と与党は今、国民の信頼が揺らぎ始めていることを直視しなければならない。
 大統領に過剰な忠誠を示す一方で、相手に対しては度が過ぎるほど敵対視する政府・与党の姿に、国民が嫌気を感じ始めていることも知っておくべきだろう。
 政府系企業への天下り人事をあれほど非難していた人間たちが、今になって同じように天下っている現状を見て、国民が一体どう考えるかにも注意を払わねばならない。
 これは改革という基本路線を変更する必要性があることを意味するわけではない。
 国民に忍耐を要求し理解を求めるのであれば、政府はその何倍も自制・節制に取り組み、犠牲を甘受して忍耐を続けねばならないということだ。


 ほんのすこし前までは、おばさんを猛烈にヨイショしていたメデイアが分が悪くなると、コロリと態度を帰る。
 節操もない。


(2013年12月23日10時13分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131223-OYT1T00224.htm?from=navr

韓国・朴政権、支持率に陰り…「独善的」と批判



 韓国の朴槿恵(パククネ)政権は22日、民営化に反対する鉄道公社の最大労組がストライキを長期化させているのは違法とし、機動隊員を動員して組合員らの大量連行に踏み切った。

 当選から1年が過ぎた朴大統領。
 北朝鮮や日本だけでなく、野党や労組にも強硬な態度で臨んできた「ぶれない姿勢」は最近、国内で独善的と批判され、堅調だった支持率にも陰りが見え始めている。

 韓国鉄道公社の労組「全国鉄道労組」が加盟するソウル市の急進的労組「民主労総」本部をこの日、約4000人の機動隊員が取り囲んだ。
 警察官らが、多くの鉄道労組員らが籠城していたビル内に突入、妨害した組合員ら100人以上を公務執行妨害容疑で連行した。
 民主労総が支持する急進左派政党「統合進歩党」の議員らが「政府は国民の声に耳を傾けろ」と叫ぶなど、現場は騒然となった。

 今月9日に始まったストは、全国の鉄道を運行する同公社が新たな高速鉄道(KTX)開業に向けて別法人を設立する動きに、労組が「民営化につながる」と反発したのがきっかけだった。
 職員の約3割に当たる8000人近くが参加したため運行率は平時の90%となり、特に貨物列車は30%台にまで落ち込み石炭などの物流が滞っている。

 15日には、共同運行するソウル地下鉄の駅で、女性(84)がドアに挟まれたまま電車が発車し、死亡する事故も起きた。車掌は、ストのため代替要員として勤務に入った大学生で、研修を3日受けただけだった。

 朴大統領は「(別法人設立は)民営化と関係ない」と断言。
 スト権の不当行使だとし、ストを主導する労組幹部を鉄道運行の妨害罪で摘発に乗り出した。
 「法と原則」を政治信条に掲げる朴大統領が対話ではなく強硬姿勢で解決に臨んだことに、「国民との意思疎通に欠け、独善的だ」との批判も上がっている。

 朴大統領は昨年12月19日の大統領当選後も、情報機関の選挙戦介入疑惑で野党の攻勢を受けた。
 9月に開会した国会では野党の協力が得られず、法案を1本も通せない状況が続く。 
 選挙公約の目玉だった福祉政策も実現できていない。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月24日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80871&type=0

韓国で朴政権に失望感、今年の言葉は「時流に逆らう」―韓国メディア

 2013年12月23日、環球時報(電子版)によると、韓国では1年を通じた世相を表す「今年の言葉」に「時流に逆らう」が選ばれた。
 朴槿恵(パク・クネ)政権に対する失望感の表れとみられる。

 韓国メディアが22日、大学教授622人を対象に行ったアンケート調査結果によると、回答者のうち「時流に逆らう」を選んだ割合が32.7%で最も多かった。
 中央大学歴史学科教授は
 「朴大統領は国民の期待を裏切った。
 政策や人事で歴史の歯車を逆回転させた」
と指摘。
 仁済大学法学院教授は
 「選挙公約の『経済民主主義による福祉社会の建設』を実現せず、人々を失望させた」
と述べた。

 「時流に逆らう」
に次いで、
 「些細な事で大きな争いを起こす」(22.5%)、
 「うそで真実を隠す」(19.4%)
が多かった。

 アジア各国では年末に「今年の漢字」、「今年のことわざ」などを選ぶ習慣がある。
 マレーシアでは18日、今年の漢字に物価の上昇を表す「漲」が選ばれた。
 シンガポールでも24日、今年の漢字を発表。
 インドネシアの焼畑で発生し、シンガポールに流れ着いたヘイズ(煙霧)を表す「霾」などが候補となっている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月24日 12時31分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80879&type=0

支持率低下危機、窮地に立たされた朴槿惠大統領=鉄道ストライキはさらに深刻化―韓国


●23日、新華網は記事「朴槿惠大統領が発言、鉄道ストライキに原則なき妥協はない」を掲載した。9日から始まった鉄道ストライキはすでに2週間を迎えた。労組幹部摘発のため警察が強行突入するなど事態は拡大。大統領の支持率低下も懸念されている。資料写真。

 2013年12月23日、新華網は記事
 「朴槿惠大統領が発言、鉄道ストライキに原則なき妥協はない」
を掲載した。

 9日から始まった鉄道公社労働組合によるストライキが長期化している。
 列車の運行本数は通常時の8割弱にまで落ち込んだ。
 22日にはストライキを指揮する組合幹部を拘束するため、警察が全国民主労働組合総連盟本部に強行突入。
 組合員ともみ合う場面もあった。
 労組や野党は弾圧だ、交渉で解決できる事態を悪化させたと批判を強めている。

 ストライキの原因となったのは2015年開業予定の高速鉄道新路線・水西駅発KTXだ。
 政府と鉄道公社は子会社に運営を任せる方針を発表したが、これが最終的な鉄道公社民営化の前段階と受け止められ反発を呼んだ。
 政府は子会社の株は鉄道公社と政府が保有するもので民営化はないと説明しているが、労組側の疑心は強くストライキが続いている。

 23日、朴槿惠大統領は首席秘書官会議を開催。
 「現在の情勢が厳しいからといって原則なき妥協に踏み切れば、韓国経済や社会の未来は約束できない」
と発言。
 経営方針に反発するストライキは無効なものとして厳しく取り締まる方針を強調した。
 しかしストライキの長期化、警察の強行突入など事態が拡大する中、この問題が大統領の支持率に響きかねないとの懸念も浮上している。




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