2013年10月26日土曜日

東南アジア人の国家イメージ:日本と韓国は非常な乖離、文化面は同じなのだが

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●28日、韓国・朝鮮日報によると、東南アジアの人々を対象に行ったある調査で、韓国文化に対する好感度と日本文化に対する好感度は均衡しているものの、国家イメージでは日本が韓国を大きく上回った。資料写真。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/26 12:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/26/2013102600768.html

「韓国より日本の方が好き」
東南アジアで国家イメージ調査
男女格差指数、韓国は136カ国中111位

 東南アジアの人々は、韓国文化と日本文化に対しほぼ同じくらい好感を持っているが、
 国家イメージの面では韓国よりも日本の方に良好な印象を抱いていることが調査で分かった。

 漢陽大学のハン・チュンミン教授は25日、ソウルプレスセンターで行われた「韓流未来戦略研究フォーラム」の基調発表で
 「東南アジア5カ国の人々を対象とした韓中日3カ国の文化や国に対する好感度を調査したところ、
 韓国は中国よりも高く評価されたが、日本に比べると低いことが分かった」
と述べた。

 ハン教授はシンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム・インドネシアの5カ国で各200人、合計1000人を対象にして韓中日3カ国の文化や国に対する好感度を調査した。

 その結果、韓国文化に対する東南アジア5カ国の人々の評価は7点満点中4.94点だった。
 これは中国(4.87)よりも高いが、日本(4.95)よりもわずかに低い数字だ。
 ハン教授は
 「東南アジアでの韓国文化に対する好感度はテレビドラマやK-POPといった韓流ブームにより大幅に高まったが、長年にわたり伝統文化を広く紹介してきた日本を超えるには至っていない」
と説明した。

 国家イメージについては「まだまだ先は長い」といったところだ。
 韓国に対する東南アジア5カ国の国家イメージ評価は「5.55」で、
 中国「4.65」よりは上だが
 日本「6.02」よりは低かった。
 ハン教授は
 「韓流は主に女性や学生に人気があるが、中高年層にはあまりなじみがない。
 中高年層は韓国よりも各方面で成功を成し遂げた日本の方を今も高く評価しており、これが国家イメージ好感度の差につながっているものと見られる」
と分析した。

■男女平等、韓国は136カ国中111位

 韓国の男女平等度は世界最下位水準だということが分かった。
 世界経済フォーラム(WEF)が25日に発表した「2013年ジェンダー・ギャップ指数(世界男女格差指数)報告書」で、韓国は調査対象国136カ国中111位だった。
 これは、中東のイスラム国であるアラブ首長国連邦(109位)やバーレーン(112位)などとほぼ同じ水準だ。
 儒教文化圏でも中国(69位)や日本(105位)に後れを取っている。

 韓国人女性は特に経済分野で差別を受けていることが分かった。
 韓国人女性の経済参加度は136カ国中118位で、賃金水準も111位にとどまった。

 男女平等が最も実践されている国はアイスランドだ。
 アイスランドは2009年に1位になって以来、5年連続でトップの座を守っている。
 2位はフィンランド、3位はノルウェーと、北欧諸国が上位に入った。
 アジアではフィリピンの5位が最高だった。
 WEFは「フィリピンは女性の教育・健康・経済参加部門で高く評価された」と説明している。


 まとめると、シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム・インドネシアの5カ国における、
 日本、韓国、中国の国家イメージ
①.日本:6.02
②.韓国:5.55
③.中国:4.65
となる、ということである。
 日韓の文化イメージはほぼ同じなのに、国家イメージにこれほど大きな差があるとは意外である。
 また、日本と中国を比較すると、「6.02:4.65」になる。
 単純計算では中国の国家イメージは日本の「3/4」ほどになる。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月28日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78422&type=0

日中韓3カ国に対する好感度調査
=東南アジア5カ国が選ぶ「最も好きな国」は?―韓国メディア

 2013年10月28日、韓国・朝鮮日報(中国語版)によると、東南アジアの人々を対象に行ったある調査で、韓国文化に対する好感度と日本文化に対する好感度は均衡しているものの、国家イメージでは日本が韓国を大きく上回った。

 漢陽大学の韓充敏教授はソウルのメディアセンターで行われた韓流未来戦略研究フォーラムで、
 「東南アジアの5カ国の人に対して、日中韓3カ国の文化および国家の好感度を調査した結果、韓国は日本より低く、中国より高いことがわかった」
と明らかにした。

 韓教授は、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシアの5カ国の各200人、計1000人に対して調査を行った。

 調査の結果、東南アジアの5カ国の人が韓国文化に対して付けた得点は4.94点(7点満点)で、中国の4.87点を上回ったものの、日本(4.95点)にはわずかにおよばなかった。

 また、国家のイメージでは、日本が6.02点だったのに対し、韓国は5.55点、中国は4.95点となった。
 韓教授は、
 「韓流は女性と学生に人気だが、中高年には受けが良くない。
 中高年の多くが、韓国よりも早く成功した日本に高い評価を与えたことが、この差につながったのだろう」
と分析している。